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【読書】水族カンパニー

イシイ渡さんの水族カンパニー。水族館のお仕事漫画です。 さんさん知的探求ブログ
著者:イシイ渡 出版社:小学館

学生のうちは将来どんな仕事に就くのか具体的に想像できる人は少ないと思うので、塾にいろんな職業についての本や漫画を購入して置いています。

こちらの「水族カンパニー」は、かわいい海獣の生態と水族館の仕事について楽しく学べる一石二鳥な漫画です。

結構前に購入したんですが、最近改めて読み直したらやはり面白いです。
ただ、この手の漫画の宿命といって良いのかわかりませんが、4巻で打ち切りだそうです。

博物館を舞台にした漫画もあるんですが、そちらの方は順調に連載中なので、「水族カンパニー」もそうなってくれれば良かったんですが…残念です。

水族館の新米トレーナー・七瀬真知子と赴任したばかりの獣医・海崎直を中心に、海獣の生態や飼育の大変さ、喜びについて生き生きと描かれています。

時々コメディーだったりシリアスだったりして楽しく読ませながらも、普通に水族館を観覧しているだけでは窺うことのできない海獣の生態や飼育の裏側などを知ることが出来ます。
また、水族館という場所が、大勢の飼育員さんや獣医さん、その他いろいろな人の海獣に対する愛情と労力によって成り立っていることもわかります。

水族館の画像

人気者のペンギン、ラッコ、イルカなどがふんだんに出てくる娯楽作品でありながら、一瞬の気のゆるみや過信によって、大切な命が失われる恐れがあることを、改めて認識させられます。

獣医の海崎の言葉からは、海獣に対し”ただ可愛い”という気持ちだけではなく、命に対する”畏敬の念”を感じました。

水族館は人間が海の生態を知るために大自然から命を借りてきてます。
だからそうして培った知識を生かして自然に恩返しする義務があると思うんです。

水族館や動物園は仕事内容が過酷な割に就職先としては大人気なようですね。
日祝も昼夜も関係なく泊まり込みでお世話をしなければならない大変さがありながら、動物に対する深い愛情を抱いておられる飼育員さんや獣医さんの姿に頭が下がる思いです。

うちの塾はどちらかというと理系の生徒さんが多いですが、獣医志望の人もたまにいます。

この漫画を読むと、

動物が好きだから
医療関係の仕事に就きたいから

だけでは済まされない責任感や使命感が必要な職業だと思います。

ちなみに、水族館に就職する方法を簡単にご紹介すると以下の方法になります。

・専門学校へ入る
・大学の理学部生物学科や農学部水産学科、獣医学部などで資格を取る
具体例:「近畿大学農学部水産学科」「大阪公立大学獣医学部」などで資格を取って就職を目指す

 

塾長
塾長

水族館は餌代、設備費、人件費などで維持費が嵩む為、どうしても動物園より入場料が高くなりますが、海獣のお世話に従事する方々のご苦労を思うと仕方ないかな~と思います。

余談ですが、塾から近い天王寺動物園なんか入園料が安くてビックリしちゃいました。都市部なのに自然の多い動物園にいつでも訪問できるのはすごく恵まれた環境だと思うので、動物や飼育員さんたちの為にもう少し入園料を上げてもいいんじゃないかと心配になってくる今日この頃です…。

 

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