2026年度大学入試の短期コース受講生を募集中

大学入試の短期コース(総合型選抜・一般入試)の受講生を募集中です!国公立や関関同立の総合型選抜(小論文・志望理由書・自己推薦書)、医学部の小論文、国公立2次の小論文の対策を指導致します。

詳細はこちら

志望校について学校の先生のアドバイスを鵜呑みにしない方がいい理由

大学入試の志望校について学校の先生のアドバイスを鵜呑みにしないほうがいい理由 さんさん知的探求ブログ

共通テストの国語の新形式が初めて終わりました。
大方の「難化する」という予想に反して平均点が去年より高かったです。

予想を覆すことが多いのが国のテストだなあと改めて実感しました。
また、得点調整も平気で行うので受験生はたまったものではないでしょう。
特に今年は現役生と浪人生の得点差が大きいので調整されてもおかしくはないです。(R7.1.23現在)

塾長自身も受験生時代に得点調整でかなり減らされて志望校を下方修正した経験があるので、他人事とは思えないです。

今回は受験生とって大事な志望校選びについてお話したいと思います。

“進学率の為”に志望校を勧める教師もいる

大学入試について学校で先生と進路相談

志望校を決める際に、学校の面談を何回も受けると思いますが、教師の意見をすべて鵜呑みにする必要はないです。

進学率=新入生獲得=先生の出世や学校の評判

に繋げるために志望校を進める場合があるからです。

もちろん、生徒の為を思った意見で情報も正しければ一考の価値があります。
しかし、生徒の意向を無視してごり押しするケースも未だに多いようです。

  • ゴリゴリのすべり止めを何校も受験させようとする
  • 同じ大学のすべての日程を受験するよう押し付ける
  • 進学する予定もない遠くの国公立大学を”合格確実だから”と言って受験をしつこく勧める

等々、今現在も行われているのが現状です。

たくさんの合格者数を出すことは担任や進路の教師の出世に繋がります。
ですので、“なるべくたくさん合格して延べ数を伸ばしたい”のが学校側の本音です。

学校は合格者数だけでなく、

国公立や有名私立大学の合格者数が欲しい、できればいまだに人気の医学部の数がほしい

ということです。

ですので、合格の可能性が高い生徒には

国公立は合格可能性の高いところ、私立大学は有名私大に合格できそうならなるべくたくさん受験することを勧める

ことが多いようです。

つい最近の話ですが、関西最難関のある大学を受けられる回数すべて受験するよう担任から面談で言われたと、当塾の生徒から相談されました。

当然そんなに受験する必要はないので、最低限の回数で構わないとアドバイスしました。

学校としては合格者の数が欲しいので、“とにかく受けられるだけ受けろ”と言われたことがある人もいると思いますが、耳を貸す必要はありません。

体調が悪かったり、問題との相性が悪かったりして落ちる事を考えても、2~3回の受験で十分なはずです。
実力がない生徒は全て落ちますし、実力のある生徒は7~8割以上の確率で合格します。

同様に、国公立大学での冒険を勧めずに確実な安全校をしつこく勧めるのも、不合格で浪人すると現役合格率が下がるからです。
浪人は大変ですが、浪人してでも行く価値のある大学で見込みがあるならいいと思います。

塾長
塾長

入試で塾や予備校、個別指導を利用し慣れている生徒にはあまりいませんが、純粋に学校や教師達を信じて言われるとおりに動く生徒や親も一定数います。
一部に熱心な教師や尊敬に値する教師がいるでしょうし、本当に親身になってくれる教師もいるとは思います。
しかし、大半はやはり生活の糧がメインの教師も多く、できれば出世したいというのも本音だと思います。

 

新受験生へのアドバイス

新受験生

進路相談で、「国公立理系を選択しろ。」としつこく言う学校・教師が多いようです。
しかし自分の適性を無視して鵜呑みにしないでください。

生徒の得意不得意や都合も考えず、とにかく”国公立理系”と念仏のように唱える教師・学校は多いです。

八方美人で内申点は良いが志望校に落ちるという生徒(優等生タイプの女子に多い)がいますが、学校の思惑通りにして本当に自分に合った志望校を見誤る人も結構います。

塾長
塾長

塾生から聞いた話ですが、学校側の繰り返しの熱弁で生徒の大半が理系コースを選択したけれど、厳しすぎて次年度には理系クラスが消滅したそうです。
1クラス40人を割ったので、理系クラス自体が存在できなかったのです。

学校の先生は、“国公立理系だったら国公立文系や私立文系に文転できるだろう”という考えでアドバイスしているようです。
しかし、遠回りしても志望校、大半は国公立や一流私大に行ける生徒はどれくらいいるのか疑問です。

たとえ無駄のない学習をしても、理系から文転して難関国公立大文系や一流私立大文系に合格するのは至難の業です。

自分の適性でない理系クラスへ行った場合に起こり得るデメリット
  • 理系になった分、英語と国語が削られる
  • 社会の学習も不十分になる
  • 文系の得点源である英語・国語を削っても十分得点できる生徒はほとんどいない

ベネッセの調査で、第一志望大学に現役で合格する生徒の志望についての証明があります。
それによると、

新1年生から一貫して志望を変えず学び続けた人ほど第一志望に現役で合格している

そうです。

志望をころころ変えると学習に無駄が多く、本当にたくさんの時間を浪費します。
反対に、志望を変えないということは無駄な学習をせず、必要教科集中するということでもあります。

だから、

  • 文系が得意とはっきりわかっているケース
  • 物理や数学がどうしても苦手・合わない

なら、早めに主要教科である英語と国語の学習に深く取り組まないと急にはできるようになりません。

塾長
塾長

いずれにしても自分の人生が掛かっているのだから、最終的には自分で判断して選ぶべきだと思います。

error: