気が付けば秋の気配が感じられる今日この頃、2024年度大学入試共通テスト(1月13日・14日)まで、残り3カ月程度しかありません。
“今更?”と思われそうですが、久しぶりにホームページを確認してたら思い出したので、とりあえず2023年度の大学入試共通テストを軽めに分析することにしました.
少しでも受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。
ちなみに、2021年度の共通テストについては、だいぶ前にこんな感じで分析しました。
塾長も実施前から、「失敗に終わるか、記述試験は出来ないだろうな。」と思っていましたが、やはりそうなりました。
形式的に記述をなんとか取り入れようとした国語のプレ問題は、確か15字程度の抜き出し問題でした。15字程度の抜き出し問題は、小3レベルです。
「こんな低いレベルでいいのか?」と思い、また、一体、約50万人前後の答案を誰が採点するのか? 採点者が足りるわけがないと思っていました。結局、形だけの記述問題の出題は取りやめになり、2022年現在でも記述問題の導入はありません。
2023年度の共通テスト分析
出題形式は例年と同様で、難易度も標準的でした。
共通テスト導入された「同一のテーマに関する複数の文章」にてこずった生徒はやはり多いのではないかと感じます。
当塾でも、同じテーマの2~3の複数(生徒達と教師の会話も含め)の文章を読んで、多面的に考えたり考察したりすることはまだ学校であまり訓練していないようで、結構手こずる生徒さんは多いです。
複数の文章・資料を見比べ、情報を整理し客観的に把握することは問題演習と指導をこなすことで大幅に向上します。
基礎力があれば数カ月、生徒さんによっては1カ月でも向上するので、受験までの期間が短くても諦めずにきちんとした指導を受けて練習する価値はあります。
古典の漢文は、3年連続で出題されていた漢詩はありませんでした。
しかし、今後も出題されることが予想されるので問題演習をこなしましょう。
対策を簡単にまとめると、
・複数の文章・資料を組み合わせた問題に慣れ、コツをつかむ演習をする。
・問題量が多いので、タイマーを使用した練習をこなし、解くスピードを上げる。
以上ができるようになれば、8割以上の得点を十分目指せます。

2022年では、満点者は21人、2023年は37人いるそうです。
センター試験より満点は取りにくくなりましたが、決して不可能ではありません。
塾長が指導した生徒さんの中には、センター試験時に国語が満点だった人は結構いました。
8割と言わず9割以上を目標に頑張ってほしいと思います。