中学受験・通年コースのご案内
まず最初にどうしてもお伝えしたいことがあります。
「国語はセンス」「国語は才能だから国語の学習をやっても無駄」などのデマが未だに指導力のない塾の言い訳として流布されている状況を心から残念に思っています。
AIがこれだけ発達して受験国語のノウハウがある程度一般でも手に入る世の中になっているのにも関わらずです。
「国語を伸ばすには読書である」という説も正しいですが、評価としては50点です。
ですから、読書をたくさんしていても国語が伸びない生徒・成績が乱高下する生徒が一定数存在します。
これらの生徒は読む事に慣れているので、試験問題の解き方を習うと比較的早期に成績が上昇します。
国語の成績を上げる方法について下記でもご案内しています。
国語が得意になる為に必要な3つの力
国語が得意になる為に、
- 精読力
- 記述力
- 教養・知識力(専門語・語句・思想など)
のこれら3つの力をバランスよく鍛えることが必要です。
そうすることで誰でも必ず国語力が付き、成績は上昇します。
ブログでも述べましたが、運動や音楽、数学は才能が遺伝する事がわかっています。
しかし、国語は個人の能力に関係なく誰でも成績を上げることができます。
国語力(言葉を操る能力)は誰でも生まれつき備わっているからです。
赤ちゃんや幼児のうちは誰かに頼ることしかできない為、周りの人間の様子や言動を一生懸命に理解して生きようとします。
その為、ボデイランゲージ(表情・様子・動作)からだけでなく、ヒト特有の言語も早期に理解します。
当然のことですが、ネイティブであるアメリカ人は流暢に英語が話せます。その反面、計算が苦手な人がけっこう存在するそうです。
つまり、知能そのものとは関係なく、生存戦略として不可欠な能力である言語が英語であれば、誰であっても身につけざるを得ないということです。
同様に、日本語を話せない人はほぼいません。
文章を読むのが苦手な生徒さんは多いですが、英語と同様にただ訓練していないだけです。
「日本語だから現代文・作文・小論文なんか簡単だ。」という浅い理解の人々が割と存在します。
作文と小論文の区別もつかない生徒さんが専門語が多用されている入試問題を合格レベルで作成できるかというと結果は言わずもがなです。
以上のことから、
「精読、特殊な解法、必要な知識」を学ぶ必要がある
という結論になります。
受験国語力を自力でつけるのは、ほぼ不可能な理由
中学入試の国語の評論文では、大人が読むレベルの本から普通に出題されます。
読解力のない中学生や高校生だと読んでもよく理解できないレベルです。
つまり、普通の大人より日本語の語彙力などの知識や教養が必要とされ、なおかつ短時間で読みこなし設問に解答する力が要求されます。
中学受験の学習をしたことのない普通の公立中学1年生の標準をはるかに超えた力を身に付けばなければなりません。
これらの力について、生徒さん自身や一般のご家庭だけで受験に間に合う期間内で身に付ける事はほぼ不可能です。
保護者さんが予備校・塾講師の経験があればある程度可能です。
しかし、それも全教科となると長期の訓練を積んだ一流講師でない限り難しいでしょう。
自力で中学受験に挑戦する難しさについては以下の記事でも詳しく述べています。
少子化がどんどん進む中、関西ではかつての名門といわれた私立中高一貫校でも、下位のクラスなら集団中学受験塾で比較的容易に合格できるようになりました。
しかし、最上位クラス(医進クラス、特進Ⅰクラスetc.)や最難関校(灘・甲陽・洛南・洛星・大阪星光・四天王寺etc.)への合格を目指すとなると、大手集団塾だけでは届かない生徒さんが大半ではないでしょうか?
かつては塾長自身もプロ家庭教師でしたが、最難関校希望の場合、プロ家庭教師や個別指導・少人数指導を利用する生徒さんは本当に多かったです。
家庭教師を利用していることを余所へ口外しない方針のご家庭も多いので、集団塾のみで受験をされた人は永遠に知らないままだと思います。
「国語は集団授業に向いていない」ことは優秀な講師なら誰でも感じたり、経験したりすることですが、そもそも力のない教師・講師はこのことさえも分かっていないようです。
集団授業だと、理解のレベルやつまずいている箇所が生徒により全く違います。
しかし、個別対応は不可能ですし、授業の合間の短い休み時間で余裕がある時に少人数の質問を受けるのが精一杯です。
やはり個別対応でないと苦手な生徒はほぼ伸び悩む事になります。
集団授業は競争心が身に付き比較的授業料が安いことがメリットですが、国語に関しては向いていないです。
中学受験がほぼ全入に近い関西において、当塾では生徒の国語力を大幅に伸ばすことを目指すコースと最難関コースのみ残すことに致しました。
当塾独自の個別対応で、本当の凄腕プロ講師の完全個別指導よりもリーズナブルな設定になっています。
通年コースの概要
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- 受講対象: 最難関校を受験する小5・小6の生徒、志望校と偏差値差が5以上離れている小5・小6の生徒
※当塾は1月に次学年に切替の為、4月に進級予定の小4(新小5)は、1月からご入塾が可能です。詳しくはお問合せください。 - 授業日時: 授業時間は1コマ80分です。防犯上の理由により、授業日時は掲載しておりません。メールでお問合せ頂くか、学力診断テスト受験の際に配布する資料でご確認ください。
- 諸費用:月額授業料40,000円※~ ※例)小5最難関コースの1科(1コマ)の価格
その他、入塾金等につきましてはメールでお問合せ頂くか、学力診断テスト受験の際に配布する資料でご確認ください。
- 受講対象: 最難関校を受験する小5・小6の生徒、志望校と偏差値差が5以上離れている小5・小6の生徒
最難関国語対策コース…小5・小6
このコースでは、
のみを受け入れます。
国語は英語と同様、実力を伸ばす為にはかなりの期間が必要です。
入試直前になり偏差値5以上を覆すことはほぼ不可能です。
国語が苦手であれば尚のこと早期の対策が必要となります。
ですので、基礎解法はもとより合格に必要な読解力要請・必要な教養(知識)を養います。
また、実力養成に非常に時間がかかる長文記述対策の基礎も繰り返し練習します。
生徒さんに寄りますが、偏差値約5~20程度は向上する人が大半です。
偏差値約40近く上がる生徒も稀にいます。
このコースでは、
のみ受け入れます。
国語は英語と同様、実力を伸ばす為にはかなりの期間が必要です。
しかし独自のカリキュラムと解法指導で比較的短期間(3か月~1年未満)で合格できる実力をつける事を目指します。
入試直前になり偏差値5以上を覆すことはほぼ不可能です。
なるべく短期で、基礎解法から高度な解法を学び、使いこなせることを目指します。
同様に、難関校受験では社会人並みの教養が要求されます。
必要な知識も同時に学ぶことで相乗効果を目指します。
じっくり解いて考える力を要請する練習や、タイマーを使用して正確に速く解く練習も取り入れ試験時間内に合格レベルの答案を作成できる力を養成します。
長文記述特化対策コース…小6
記号選択問題や抜き出し問題が得点できる生徒は比較的多いと思います。
しかし、長文記述は集団塾では指導しづらいので、特化クラスや少人数クラスで別コマというケースが多いと思います。
添削してもらう際、少人数でない場合は特に、どのようにアプローチしてどう作成すればよいのか悩んだり戸惑う生徒さんは未だに多いようです。
中学受験集団塾でも記述が手薄だったり、得意でないところ、きちんと指導できないところもいまだに多いようです。
まず、長文自体が書けない生徒が書けない生徒が大半です。
その上、短時間で合格できる内容を書ける生徒は更に少数になるというのが長年指導してきた実感です。
東大寺や大阪星光に合格した生徒ですら指導初めの当初は書けなかったり、かけてもほとんど点数がないというのが現状です。
大手塾では記述の指導はうっすら無視して、ひたすら他で点数を補う指導をしているのでは…?と思うほどです。
以上の理由から、最難関ともいえる長文記述指導に特化したコースを設置いたしました。
難関・最難関校に合格できる偏差値の生徒でも長文記述だけは苦手という生徒は大変多いです。
合格を確実にする為に、例え既に合格圏の生徒であっても、長文記述に不安があるならこのコースをお勧めいたします。
比較的短期になりますが、国語の地力(読解力・解答力)があれば記述で得点することは不可能ではありません。
短期間で偏差値が約2~10以上は上昇することも十分あり得ます。
中学受験コースは、少人数制の先取り学習で、大手進学塾の上位クラスでも教えていない特殊解法を指導します!
事実、そういう生徒がこれまで何人も見受けられました。
また、大手進学塾に通塾しながら当塾を併用頂くには、以下について予めご了承頂く必要があります。
ですから、例えば他塾の夏期講習の為に、1~2カ月当塾の通常授業をまるまる休むもしくは全て振替という特別対応も致しません。加えて、大手進学塾の宿題のフォロー等も行っておりません。
数カ月程度通って力をつけて、受験間近になったら大手塾をメインにするというお考えで、指導の途中段階にも関わらず、成績が上がった時点ですぐ退塾される方がごく稀にいらっしゃいます。
しかし、受験直前期にならないと指導しない高度な解法は当然習得できていないですし、ピアノなどの他の習い事同様、形ができるまでは、常に指導・修正が必要です。